ひろってつないで

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木村沙織 リオ五輪関係

宮下選手が不調だった理由

2017/09/21

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9月10日(土)、全日本女子チームが今年度の活動を振り返る報告会を行いました。これはそのときの、宮下遥選手のへのインタビューです。

宮下選手は、5位入賞に終わった理由について、こう語りました。

「オリンピックメンバーに絞られてからの合宿で、監督からトスを速くしろと言われて、大会が始まってからもそれを言われていて、トスを速くすることに必死になりすぎて、自分が大事にしなければならないポイントを忘れてしまっていた。私が自分の良さを忘れてしまうと、私自身もダメになってしまうし、チームもうまくいかなくなってしまう。本当に申し訳なかったと思うんですけど、今はそういう反省を踏まえて、充実した時間を過ごしています」

要するに、オリンピックのメンバー選考後に、突然今までよりも速いトスを監督に要求され、それに囚われ過ぎたあまり、他の大事なことまでおろそかになってしまった。という事でしょうか。

オリンピックメンバーが発表されてから、初戦を迎えるまで1か月とちょっと、さらに移動時間等を考えれば、ほとんど日数はありません。そんな短期間で、何故に今までよりも速いトスなどを要求したのでしょうか? 対応しなくてはならないのは、セッターだけではないのです。いきなりトスを今までより速くするといわれて、1か月やそこらで打てるようになるものなのでしょうか?

私は、できるわけがないと思います。

さらに記者は、宮下選手にこう質問しました。

ミドルブロッカーを使う場面が少なかった理由として、
「それはメンバーが大会1ヶ月前まで決まらず、ミドルブロッカーとの信頼関係を築くのが間に合わなかったから?」

「そう捉えてもらっても全然構いません。短い期間で、ああいう大きな場面で、絶対の信頼関係を作るのは本当に難しいと実感した。時間がなかったという風にとってもらえれば」

宮下選手は、はっきりと、うまくいかなかった理由を「時間がなかったから」と言いました。

こうやって話を聞いてみると、監督に無理難題を押し付けられて、どうしようもなかったんだなと思いました。

選手のコンディションが悪かった理由も、これで納得できたような気がします。

調整に充てなくはならない期間に、トスの速さを変えるなんて、それは失敗しますよ。

最後に記者は、こう語っています。

日本の多くの指導者が目標と掲げる”速いバレー”はブラジル男子の、特に2000年代の高速バレーがモデルとなっている。眞鍋政義監督はロンドンオリンピックのときも速いバレーを目指していたが、木村が速いトスに合わせることで不調になったのを見て、当時のセッターであった竹下佳江が進言し、元のスピードに戻した経緯がある。80年代のアメリカ男子バレーのレジェンド、カーチ・キライがアメリカ女子代表の監督に就任して、やはり速いバレーに取り組み、2014年の世界選手権で優勝したことで、眞鍋監督も速いバレーに再度、勝算を感じたのかもしれない。しかし、結果としてメダルには届かなかった。

眞鍋政義監督は、2010年の世界バレーで銅メダルを獲ったにも関わらず、更なる高速化を選手に要求し、調子の良かった木村沙織選手のスパイクフォームの修正までさせました。その結果、木村選手は昨年の好調が嘘のように、絶不調に陥ったのです。その後、その年のワールドカップ後半に竹下選手がトスを元に戻すことにより、一時的に調子が戻りましたが、その後も高速バレーの練習を続けたせいか、結局2010年のような輝きを取り戻すことはできませんでした。

今でも、あのとき木村選手のスパイクフォームを修正させなかったら、と思うときがあります。

キム・ヨンギョン選手は、今でも世界最高の1人ですが、2010年の木村選手は、彼女をも超えていたのです。そのまま手を加えず成長を見守っていたら、ロンドンやリオの結果も違っていたかもしれません。

もちろん、不調に陥った原因は他にあるのかもしれませんが、スパイカーにとってスパイクフォームの修正は、大きいと思うのです。

ひとついえることは、

木村選手に速いトスは必要ないし、向いていない。

ということです。

極端な話、速いトスを打つくらいなら、2段トスの方がいいと思うくらいです。

今でも、誰も打てないような2段トスを得点にすることがあります。その度に思うのです。

木村選手はまだ終わってないと。

私は、まだ間に合うと思うので、速さにこだわることなく、木村選手に合っている選択肢の多いトスを、今後は打ち続けて欲しいと思います。

そうすれば、再び2010年のような輝きを取り戻すことができるのではないでしょうか。

木村選手は、まだ東京五輪に出場するという選択も残しています。是非とも本来の自分を取り戻し、再び輝いて欲しいと思います。

参考記事はこちら
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/volleyball/2016/09/14/post_610/index.php

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